
こんな方におすすめ
- ゴムローラーの表面に溝切加工を施したいとお考えの方
- 溝切加工の種類についてお調べの方
- 溝切加工の機能・効果についてお調べの方
ローラーの溝切加工 / 表面加工
工業用や、試験用等で使用されるローラーには、表面に溝切加工を施す場合があります。
溝切加工をすることで、ローラーに、様々な効果を与えることが可能です。
溝切加工をすることで得られる効果
溝切加工を施すことで、得られる効果は例えば下記の通りです。
溝切加工が可能な材質は?
溝切加工は、NBR(ゴム)でも、樹脂でも、ウレタン、シリコンでも可能です。
溝切加工の種類






以下、1つ1つの溝加工の種類について、詳細を記します。
縦溝

横溝

スパイラル溝


上の写真は、「スパイラル溝加工」を施した樹脂材質のローラーです。
両端は塗料の液だれ防止のために少し太めの「縦溝加工」が1本ずつ入っています。
ヘリカル溝

ダブルヘリカル溝

ダイヤカット溝


溝を綺麗に仕上げるためには?
材質が硬質なほど、綺麗に溝切加工が仕上がる可能性が高いです。
当社では、最低でも、ゴム・樹脂ローラーの場合は40度以上を推奨致します。
ココに注意
材質によっても異なりますが、軟質のローラーは綺麗に溝が切れない場合があります。
溝切加工のコストカット例
当然ですが、溝切加工は細かい加工が必要なほど、加工費がかかります。
当社では、実際にお客様に溝切加工費を抑えるように、例えば、下記のようなご提案をさせていただいております。

上の手書き図の左側は、ローラー回転させながら、溝を、スパイラル状に切ることにより、実質1本線で加工してコストカットする方法です。
反対に上の図の右側のように、縦に1本ずつ溝を付けていく「縦溝加工」ですと、数回に渡って溝切加工を行うことになるため、「スパイラル溝加工」よりも加工費が高くなってしまいます。