こんな方におすすめ
- ゴムローラー製品の金属部錆止めの種類を確認したい方
- 錆止め塗装の種類、それぞれの特徴を知りたい方
- 塗装の仕上がりについて製品写真を見たい方
ハンドローラー製品 金属部の錆止め処理・塗装の種類
ハンドローラー製品のご注文・ご購入を検討中の方に向けて、鉄枠など金属部の錆止め塗装について解説している記事です。
当社がご提供できる錆止め塗装処理は、主に3種類ございます。
| 錆止め種類 | 仕上り | 耐久性 | 価格 | 納期 |
|---|---|---|---|---|
| 黒クロームメッキ | 綺麗 | 高耐久性 | 高価 | 1～2週間 |
| 手塗り黒ペイント塗装 | 手作り感 | 良好 | 安価 | 2日程度 |
| メラミン塗装 | 綺麗 | 一部溶剤に弱い | 中間 | 1～2週間 |
黒クロームメッキ
当社ハンドローラー規格品「ゴム手ローラー」枠には、「黒クロームメッキ」が施されています。
上の写真が「黒クロームメッキ」の仕上がり具合です。
仕上り
専門業者によるメッキ仕上げのため、見た目の出来栄えが綺麗です。
耐久性
「黒クロームメッキ」は幅広い有機溶剤に耐性がございます。
主に油性インキを使う版画や印刷関係でローラー製品をご利用の場合は、ゴムローラー洗浄の際に、石油系の有機溶剤を使用します。
この石油系溶剤に対しても、強い耐久性を有しています。
コスト面
当社は規格品を一度に多数生産し、いっぺんに鉄枠をメッキ業者へ発注します。
そのような方法で、1個あたりの鉄枠メッキ単価を抑えています。
特注にて1点だけ「黒クロームメッキ」を施す場合は、サイズやご予算にもよりますが、現実的ではない費用となってしまいます。
特注1点物など小ロット品を発注の場合は、「黒クロームメッキ」処理はコスト的に現実的でないです……。
納期
「黒クロームメッキ」仕様は当社の在庫製品・規格品に対して採用している仕様です。
そのため、納期面で申しますと、基本的には常時在庫を数点用意致しております。
特注にて1点～複数点ご注文の場合は、最低でも1週間～2週間程度は期間を頂戴致します。
手塗り黒ペイント塗装
1点物や2～3点程度の小ロット製品の塗装の場合、メッキ業者や塗装業者へ依頼するとコスト高となります。
小ロットの特注製品をご検討の場合、「手塗り黒ペイント塗装」であれば、割安かつ耐久性の高い処理品をご提供可能です。
仕上り
当社にて「黒ペイント」を手作業で筆塗り致します。
そのため、塗装部に筆ムラが生じるケースがございます。
基本的に筆ムラが目立たないように塗装が十分に乾いてから、2度程度塗り重ねます。
耐久性
「1.2.3クリーナー」など石油系溶剤に対しても十分に耐性がございます。
意図的に塗装を剥がそうとしても、剥がすのが困難なほどの仕上りです。
コスト面
専門業者へ外注で行う「黒クロームメッキ」や「メラミン塗装」と異なり、安価でご提供可能です。
お客様に対してコストがかかりすぎないよう、1点物や小ロット品を注文しやすいように、サービスとして価格設定をしています。
納期
塗装作業自体は数分～数十分程度で完了します。
ただし十分に乾燥後、複数回塗り重ねるため、季節にもよりますが、基本的に少なくとも1～2日程度は日数を頂戴しております。
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メラミン塗装
メラミン塗装であれば、1点物でも追加費用数千円でご提供可能です。
写真の通り、仕上がりも綺麗です。
当社で石油系溶剤浸漬試験を行ったところ、数時間程度の浸漬で塗装剥がれが発生しました。
有機溶剤でロール洗浄をお考えの方は、他の塗装方法を選択されるのが無難です。
圧着関係など溶剤を製品に使用しないようなご用途のお客様にはオススメの仕様です。
仕上り
専門業者にお願いして、塗装を行いますので、見た目の出来栄えが綺麗です。
色も、黒系・白系・灰色系・シルバー系などご選択いただくことが可能です。
耐久性
「1.2.3クリーナー」など石油系溶剤に対して、耐性がありません。
塗装に有機溶剤が付着すると塗料が溶解し、数時間程度で剥がれる恐れがございます。
ただし、溶剤などを使用されない場合は、簡単に剥がれることはございません。
コスト面
「手塗り黒ペイント塗装」と比較するとコスト高となります。
ただし小サイズ1点物の製品でも数千円程度の追加費用でご注文いただけます。
納期
特注にて1点～複数点ご注文の場合は、1週間～2週間程度の期間を頂戴しております。
