
ゴムローラーを拭き洗浄中
ゴムローラーのインク洗浄
ゴムローラーのインク洗浄方法
用意するもの
用意するもの
・洗浄する対象のゴムローラー
・ゴムローラー洗浄剤 (プリントクリーナー、123クリーナーなど)
・ウェス (布きれ)
・耐溶剤手袋 (ダイローブなど)
当社でも溶剤用手袋を販売しております
「耐溶剤手袋」は、ホームセンターやネットショップなどでも簡単に手に入るかと思いますが、必要な場合は当社からも購入が可能です。
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ダイローブ20L・20M (耐溶剤手袋)
耐溶剤手袋 ダイローブ ダイローブ / 耐溶剤用 ポリウレタン手袋 ゴムローラーのインキ洗浄など、有機溶剤を取扱う際に使用する「耐溶剤用ポリウレタン製手袋」です。 有機溶剤取扱いの際に使 ...
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作業中の注意点
ゴムローラーのインキ洗浄時に、有機溶剤を使用する場合、室内の換気をし、揮発した有害物質が滞留しないように、お気を付けください。
作業手順
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1溶剤用手袋を装着して下さい。
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2ウェスに「洗浄剤」を含ませます。
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3「洗浄剤」を含ませまたウェスで、ゴムローラーのインキを拭き取っていきます。
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4ウェスを綺麗な面に変えて、ゴム表面にインキ残りがなくなるまで吹き上げます。
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5綺麗なウェスで仕上げ拭きをして、ゴム表面に残った洗浄剤成分も拭き取り、インキ洗浄完了です。
ゴムローラーに適した洗浄剤は?
皆様はローラー洗浄の際、どんな洗油をお使いでしょうか?
当社では、ゴムローラーの洗浄に適した、専用の洗浄剤のご使用をおすすめしております。
お客様からゴムローラーの洗浄に、「ホワイトガソリン」と灯油を併用して使っているとお聞きすることがあります。
当社では、「ホワイトガソリン」や「灯油」を洗浄剤として使用することを、あまりオススメ致しません。
ホワイトガソリンについて
言わずもがなですが、もともと「ホワイトガソリン」はゴムローラーの洗浄の為に作られたものではありません。
「ホワイトガソリン」の成分としては、PRTR法で報告の義務が生じる濃度のベンゼン、キシレン、トルエン、ノルマルヘキサンが含まれています。
労働安全衛生法の有機溶剤中毒予防規則第 2 種有機溶剤に該当し、人体に有害な物質も含まれますので、取り扱いに注意が必要です。
また、「ホワイトガソリン」は危険物第 4 類第 1 石油類に分類されますので、火気には十分注意が必要で、手拭きの洗浄剤として気軽にお使いいただけるようなものではないでしょう。
そういえば、我が家にも物置の中の小さなビンに「ホワイト君」が入っています。「早くキャンプに連れて行ってランタンの燃料として燃やして頂戴」と言っていました 笑。
用途に合わせたご使用をおすすめ致します!
灯油について
「灯油」は、危険物第4類第2石油類に分類されます。
前述の、「ホワイトガソリン」と同様に火気には十分注意が必要で、万が一、洗浄剤として使用するには、火災発生リスクに関して、考えなければなりません。
また、「灯油」にもトルエン、キシレンなどが含有されており、有害性が強いので、洗浄剤としての使用はお控えいただいた方が無難かと存じます。
印刷工場などで使われている洗浄剤は?
当社は日頃よりオフセット印刷工場に、機械のゴムローラーの引取りや納品に出入りしております。
工場内では、大型多色機等のゴムローラーの洗浄や、ブランケットゴムの洗浄は、それぞれのゴム特性に適した専用の洗浄製品を使用しています。
オフセット印刷業界でも昭和50年頃までは「ホワイトガソリン」を「灯油」で割った物をよく使用していたそうですが、有規則やPL法などの規定もあり、今では殆ど使われていません。
ゴムローラーに適した洗浄剤
大切なゴムローラーを常にベストな状態で長持ちさせるには、やはりゴムローラー専門に研究・開発された製品をお勧め致します。
当社では、オフセット印刷業界の油性インキ洗浄で使用されているゴムローラー用の洗浄剤を販売しております。
1.2.3クリーナー / 1Lタイプ 1.2.3クリーナー ( ゴムローラークリーナー ) ゴムローラーのインク洗浄に使用する、手拭き用のローラークリーナーです。 【当社推奨】ゴムローラ ... 続きを見る
1.2.3クリーナー
※1.2.3クリーナーにも、有害物質キシレンが若干量含まれておりますので、洗浄時は耐溶剤ゴム手袋の装着と、換気をお願い致します。
エコタイプ洗浄剤導入の葛藤