
圧力調整機能付き2連ハンドローラー
【UV接着剤塗布用途】圧力調整機能付き2連ハンドローラー
圧力調整機能付き2連ハンドローラーの特注製作を承り、製作致しましたので、ご紹介致します。
完成品写真のように、メカニカルな機構が特徴的です!

圧力調整機能付き2連ハンドローラー
用途
UV接着剤の塗布用ローラーとしてご注文いただきました。
仕様
製品仕様
//圧力調整機能付き2連ハンドローラー//
着けローラー:φ40mm×150mm UV用樹脂 溝切加工
Dローラー:φ30mm×150mm UV用樹脂
機能:2本のローラーの圧力調整機能 / ロール交換機能
枠:鉄製+木製ヤスリ柄 / 拡張金属製パーツ
ココがポイント

六角レンチでネジを回転させることで2本間のローラー圧力が調整可能
樹脂ローラー

樹脂ローラー2種 / 着けローラー(上)&ドクターローラー(下)
UV照射による硬化が可能な接着剤を使用し、洗浄剤にIPA(アルコール)を使用するとのことで、これらの耐性があるロール材質が求められました。
NBRでは膨潤を起こす可能性があるため、今回はロール材質に「樹脂」素材をご提案させていただきました。
着けローラー
接着剤を媒体に塗布するために使用する「着けローラー」の直径はφ40mmでロール面長は150mmです。
表面には「溝切加工」をさせていただきました。
お客様からロールの両端から10mmの箇所に5mmの深溝を付けたいとご要望があり、その通り加工させていただきました。
この深溝を付けることで、接着剤が着けロールの両端から垂れるのを防いでくれます。
ドクターロール
2本のローラーの内、細くて溝切加工がされていない方の1本は「ドクターロール」です。
こちらのローラーの機能としては、着けローラー上の余分な接着剤を慣らしたり、圧力を調整することで接着剤の塗膜を調整することができます。
サイズは直径φ30mm、面長が150mmです。
ローラー用 鉄枠
ローラーの持ち手付き枠は、当社規格品(在庫品)の「ゴム手ローラー」の枠を流用し、コストカットしました。
さらに、このゴム手ローラー用枠に拡張パーツを追加することでハンドローラーを2連化しました。
分解と組み立てが可能な設計
細かく分解が可能。
部品点数は下の写真のように多く見えますが、構造としてはシンプルですので、組み立てやすいです。
先方様からご要望があった「ローラー交換」はもちろんできますし、接着剤がローラー表面以外に垂れた場合にも、分解して、隅々まで洗浄・拭き上げが可能です。

圧力調整機能付き2連ハンドローラー / 部品分解の状態
製品の組み立て動画 ( ver 1分間 )
先方様へは、「組立方法」と「圧力調整方法」動画のフルバージョンを説明書代わりに、提出させていただきました。
フルバージョンは本記事にはアップしませんが、どのように組み立てるのか、本記事用に1分間ショートバージョン動画を用意しました。
■ 圧力調整機能付き2連ハンドローラーの1分間 組立動画です。